「生成AIはCOBOLに使えない」は、もう古い話かもしれません

先日、日経クロステックの「極言暴論」で、「Claude CodeなどのAIコーディングエージェントは、スパゲティ化したCOBOLの解析には向いておらず、老朽システムのモダナイゼーションは当面、従来の人月商売が続く」という論考を読みました。

技術的な指摘には、頷ける部分もあります

  • GO TO文・ALTER文が絡み合ったCOBOLコードの解析は確かに困難
  • メインフレームのミドルウェア処理は外から見えない
  • 結局、人間の技術者によるレビューは不可欠

しかし、記事が見落としているのは「AIの進化速度」です。

AnthropicによるCOBOLモダナイゼーション支援の公式発表

2026年2月、AnthropicはClaude CodeによるCOBOLモダナイゼーション支援を公式発表しました。依存関係のマッピング、ワークフロー文書化、リスク識別を自動化し、「数年かかっていた作業が数四半期で完了できる」と宣言しています。

市場の反応は即座でした。IBMの株価がその日だけで約13%下落——2000年以来最大の下げ幅です。

私見:AIの限界論は時期尚早

AIの限界に関する議論は、時期尚早だと感じています。インターネット革命のときも「そんなことは無理」という声は多くありました。でも現実は想定外の速さで変わっていった。今回はそれ以上のスピードで変化が起きています。

「AIには限界がある」と構えているSIerや企業のIT部門が、気づいたら取り残されていた、という未来は十分にあり得ます。

変化のスピードに乗り遅れないことが、今最も重要な経営課題のひとつではないでしょうか。

レガシーシステムのマイグレーションご相談を承ります

私はSCSKでのシステム開発・PMを経て、損害保険会社のシステム部門長としてBI・CRMを中心とした大規模システムの企画・統合・移行に10年以上携わってきました。COBOLを含むレガシーシステムのモダナイゼーション・マイグレーションについて、IT戦略の観点からご相談をお受けしています。

  • 現行システムの現状診断・リスク評価
  • 移行方針・ITロードマップの策定
  • ベンダー選定・プロジェクト評価支援
  • 経営層への説明資料・投資判断支援

「どこから手をつければいいかわからない」「ベンダーの提案が妥当かどうか判断できない」といったご相談も歓迎します。まずはお気軽にお問い合わせください。


出典:日経クロステック「極言暴論」/Anthropic公式ブログ(2026年2月)

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