ITシステムは、複数の要素が組み合わさってできている。
一番下のレイヤーは物理的なハードウェアで構成されている。
最近は、主にクラウドを利用するため、直接ハードウェアを見る機会は減ったが、実態は物理的なコンピュータである。
このハードウェア上にOS、データベースシステム、ジョブ実行制御プロダクト、障害監視プロダクトなどのミドルウェアが搭載される。ここまでのシステム構成をシステム基盤と呼ぶ事が多い。
このシステム基盤上に個別のアプリケーションが搭載される。
個別のアプリケーションが障害で止まっても影響は部分的であるが、データベースシステムやハードウェアなどの共用部分に障害が発生した場合、影響は全アプリケーションに及ぶため影響が大きい。
よって、システム基盤のテストは負荷テスト、障害復旧テストを含め、十分な信頼性検証が必用になる。
本番で障害が起こった場合、復旧までに時間がかかり、対策にも相当な期間と費用を要するため、知識と経験が豊富な基盤系のSEに設計とテストをお願いした方が良い。
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