ITプロジェクトは、必ずと言って良い程、現場の抵抗を受ける。
新しいやり方が導入された場合、現場としては学習し習熟するためのコストが追加で発生するためである。新しいシステムが導入安定運用された場合には、既存の方法よりも効率が良くなるはずであるが、現場の担当者や管理者は空手形だと思っている。
全社的には効率化するが、営業部門や業務部門など一部の部門の手間が増える場合には反対勢力になる可能性が高い。部門間の利害関係については、役員に入ってもらって組織体制の見直しなどで対策するしかない。
反対勢力が増えた場合には、想定外の事態でプロジェクトがストップする可能性もあるため、プロジェクトオーナーと一緒に(根回しなど)事前対策しておいた方が良い。
上記の理由から、プロジェクトオーナーは役員以上の方に入ってもらうように要請しておくことが重要である。
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