どんな仕事でも、初めの慣れないうちは、教えられたことやマニュアルに忠実に従い、注意して仕事をすすめるものである。最初から教えられた事を守らずに仕事をすすめる人は、天才かダメな人である。
人は慣れてくると、確認やテストなどの作業工程を飛ばそうとし、注意力も欠如して行く。
これは、人間の脳は省力化しようとする仕組みがあり、条件反射的に作業するような回路ができるからである。運転や運動が考えずにできるのも、この機能のおかげである。
しかし、この慣れがミスを誘発する。
毎回やっている作業の条件が少し変わっても、脳は同一のものと認識してしまう傾向があり、少しの変化がミスを生む。
これを防ぐためには、システムや他人が作業をチェックするのが効果的である。
これが難しい場合は、一晩寝て翌朝にセルフチェックすることである。
当人(の脳)は、正しいと思い込んでいるため、自分で気付くのは難しい。
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